狩猟免許を取ろうと思い
前々から趣味でナイフ収集やナイフ研ぎが趣味だ。マンガ山賊ダイアリー等も見ていた。料理も好きだ。
免許を取ろうと思ったきっかけは、冬の趣味だ。今迄はスノーボードをやっていたが、歳も歳でグラトリやキッカーは怪我の元だし、ここ数年は一度行けば2〜3日は筋肉痛になり、シーズンで1回行けばいい方だ。
極寒の中で釣りもしたくない。冬の趣味を見つけようと、仏像彫りもかじってみたが、そこまでハマっていない。
やはりアウトドアで長く続けれてやりがいもある趣味がいい・・・
狩猟だ!
銃を撃ちたいというよりは、自分で狩りをして、食すまでが楽しそう。という衝動的な理由だ。
狩猟免許を取ろう!ハンターになろう!そう思い立ったのがおととい。8月4日である。ネット検索をしていると、たまたまタイミングが良く、8月7日(郵送で消印有効)迄が受け付けで、急がねば間に合わない。
振興局という所で狩猟免許の試験が受けれるようだ。最寄りの振興局は定員に達しており、車で3時間離れた振興局はまだ定員に達していない。
電話で確認すると、試験は最寄りの振興局でなくても良いみたいだ。
狩猟免許には4種類あり、
1、網猟
2、わな猟
3、第一種銃猟(装薬銃及び空気銃)
4、第二種銃猟(空気銃のみ)
とある。初心者だから罠猟から始めよう。うん。
昨日8月5日、早朝から振興局に問い合わせをして、わな猟の免許取得の予約電話をする。イメージとは違い、優しい声の若い男性の方が対応していただいた。
免許の取得に辺り、猟友会が実施している予備講習というのがある。特に予備講習は受けなくても良いのだが、何せ初心者。
試験では技能試験もあり、これは予備講習を申し込んだ方が良さそうだ。
近くの猟友会は本日休みなので、明日に電話してみよう。
昼からは、必要書類である住民票のコピーを役所に取りに行き(350円)、役所に設置されている証明写真で写真を撮る(650円)。
その他狩猟に適正かどうかの医師の診断書が必要だ。
最寄りの内科に電話をし、経緯を説明した。
内容を確認してからでないとわからないとの回答だったので、直接行くと、お爺ちゃん先生が快く書いてくれた(2,200円)。
帰りに書店で、わな猟の教科書というのを帰り帰宅した。
ネットで免許試験の申し込み書を印刷する
帰宅して、本を見たり、ネットを見ていると・・・
え?ん?あれ?これ・・・。
わな猟って結構ハードル高くない?わな猟では、平均10〜30のわなを仕掛けるらしい。
くくり罠も、1個3,000円〜5,000円
そして、猟期が10月1日〜3月31日迄(地域や獲物によって異なる。)
雪が降ったら、仕掛けたわなの場所わからなくない?
ヒグマが冬眠前の荒食いの時期に山に一人でヤバくない?
毎日仕掛けた罠確認しなきゃいけないし。吹雪いたら終わりよ?
国有林とか私有林とか、線引いてないしわからなくない?
罠解除してくれって連絡あれば、わな解除するのか。
一日で完結する猟じゃないし、わなだと鴨獲れないし(わな猟では、狩猟禁止の鳥獣がかかる為禁止)
うーん。やっぱり銃の免許にしよう!
翌日(本日8月6日)に、振興局に電話して、わな猟から第一種銃猟免許に変更する手続きをした。
最寄りの猟友会に予備講習の申し込みの電話をした。優しいおばさんが対応していただいた。
話をしている中で、どうやら試験に申し込んだ後に振興局から返送される、受験票というのが無ければ予備講習は申し込みできないらしい。
予備講習日は8月16日なのだか、申し込み期限が8月13日迄だ。
今日が8月6日。今日振興局に封筒を投函して、受験票が返送されるのが、たぶん11日。
帰省で受験票を受け取れない。ヤバくない?
とりあえず電話では話が長そうなので、直接猟友会事務所に出向く事にした。
猟友会事務所は思っていたよりも小ぢんまりしており、事務のおばさん1人と、奥の机にお爺ちゃんが座っていて、2人体制だった。イメージでは、鹿の頭蓋骨が何個もあり、ヒグマの剥製やら色々な剥製で埋め尽くされて、強者のハンターが何人も居て、タバコを吹かしながら猟の話をしているイメージだったので意外と質素な雰囲気にビックリした。剥製も一つもなかった。
事務のおばさんに経緯を説明すると、猟友会と振興局で連絡を取り合い、受験票を発行したらFAXで猟友会に直接送信してくれるらしい。
なんという神対応なのだ。
ここで発送前の書類を確認してもらうと、印紙は?と言われ、こちらも、??となった。
印紙なしで発送するとアウトだった・・・猟友会事務所で証紙を購入し(5,200円)予備講習の申し込みをした(11,000円)。
予備講習を申し込むと、狩猟読本と狩猟免許試験例題集を貰う。
来たついでに、猟友会事務所で今後の流れについて色々と聞いてみた。
銃は持っているのかと聞かれたので、持ってないと言うと、最寄りの警察署の生活安全課で、猟銃所持許可を申請し、講習会に参加するとのこと。
そして、講習会が8月18日にあるのだが、講習会への参加申請期限が講習日の10日前迄!!
あぶねー!本当に色々ギリギリ。
何から何までギリギリw
そして狩猟免許を取った後は、9月から狩猟者登録をし、はれてハンターとなるのだ。
この9月の一斉狩猟者登録の期間を逃すと、入山毎に、各自治体に連絡が必要らしく、その機会に絶対に間に合わせて!との事だった。
本当に猟友会事務所に来て良かった!HPを見ただけでは何もわからない事だらけだった。
帰りは、封筒を投函し(封筒の中は、申請書2枚、診断書、住民票コピー、証明写真1枚、受験票返信用封筒)、猟銃の本を2冊買って帰りました。
明日は警察署へ猟銃所持許可の事を聞きに行き、銃砲店に行こうと思います。
これまでにかかった費用
住民票コピー(350円)
証明写真(650円)
診断書(2,200円)
免許試験証紙(5,200円)
予備講習費(11,000円)
切手(84円×2)
失敗しないネマガリタケの瓶詰め方法
今回は絶対に失敗しないネマガリタケの瓶詰めの作り方について記事にしようと思います。
皆どんなやり方なの?と思ってネット検索してみたら、失敗報告があったり、説明が不十分だったりで、そりゃ失敗しますよ( ;∀;)というブログが多い事・・・
せっかくなら自分で採ったタケノコを保存して正月に食べたり、遠く離れてる親族や友人にあげたいですよね。
近くに加工業者もない場合が多いと思います。
私は年間100本以上のタケノコの瓶詰めを制作していますが、失敗は1本もありません。
今回は皆様の手助けになれば幸いと思い記事にしていきます。
まず必要な物は大きな鍋!これがないと始まりません。私は毎年大量に作る瓶詰め用に30Lの寸胴を使っていますが一般家庭向きではありませんね。
これなら1度に中瓶(450ml)14本、大瓶なら(900ml)を9本加工できますが、一般家庭にあるのは珍しいと思いますので、今回は10Lの鍋で説明していきます。
縦ではなく横置きでも失敗はしませんので、ご安心下さい。
それではまず用意するもの。
耐油性の手袋、軍手、トング、保存瓶、新品の蓋、鍋です。途中でお湯を追加するので、ケトルなどで1L熱湯も用意して下さい。
軍手の表面だけにゴム加工がされている物は、布部分に熱湯がかかり火傷したり、薄くて熱が貫通するので不向きです。
耐油性の手袋だけでは、蓋を閉める時に熱が貫通して火傷の原因になるので軍手の上から2重にします。トングはシリコン製の物が望ましいです。
耐油性の手袋は、中性洗剤で洗って下さい。ザラザラの部分に洗剤が残りやすいのでよく水で洗って洗剤を流して下さい。
次に保存瓶と蓋、トングも中性洗剤で洗って下さい。
※保存瓶の蓋は必ず新品を使用して下さい!20円位で蓋だけ売ってるのでケチって使いまわさない事が重要です!失敗の原因になります!パッキンが劣化していたり、変形していたりします。パッキンの劣化は見た目でわからない場合もあるので、必ず新品を使用して下さい!
今回は大瓶2本と中瓶1本を加工していきます。
洗った瓶にタケノコを詰めていきますが、上部1センチくらい空ける様に詰めて下さい。
横から
下から
上から
この状態のタケノコは綺麗な緑色をしていますが、瓶詰めで高温処理すると色が抜けます。こればかりはしょうがないのでご了承下さい。
詰め終わったら鍋に並べます。大瓶は縦では出てしまいますので、横で寝かせてます。鍋いっぱいに水を張って、水から沸かしていきます。
ここで疑問に思った方!あれ?瓶の煮沸はしないの?どのブログでも先に瓶と蓋を煮沸消毒してるよ?
しかしこの作業。無意味です。必要ありません!ジャム作りの様に、保存瓶に直接加工品を入れる場合は瓶のみの煮沸消毒は必要になりますが、タケノコの瓶詰めでは、タケノコの瓶ごと煮沸するので、瓶のみの煮沸消毒、滅菌は必要ありません!
それでは鍋を火にかけていきます。キツキツですね。隙間に蓋を入れてます。今回は家庭できるようにわざと普通の鍋で解説していきます。大瓶2本と、中瓶1本を、加工します。
この状態で沸騰させます。沸騰後は吹きこぼれない様に30分中火でグラグラ煮ていきます。
沸騰して最初の5分はトングも浸けて煮沸消毒します。
沸騰している30分の時間。ただ放置する訳ではありません!この時間が失敗しない為の重要な時間です。
5分おきに弱火にして、瓶の空気を抜いていきます。
↑瓶の上に空気溜まりができていますね。この空気を瓶を傾けて空気を抜きお湯でいっぱいにし、少し瓶をトングで回して空気が溜まっていた面を下にします。
↑この様な作業を5分おきにして下さい。途中ケトルで沸騰させている熱湯を足しながら湯量が減らないようにして下さい。せっかく沸騰した温度を下げない為に必ず熱湯を足して下さい。
30分が経過した頃に弱火にすると・・・
↑空気溜まりがありませんね。これで脱気の完了です。まだ空気が溜まる場合は、瓶の中に空気が溜まらなくなるまで煮て下さい。
蓋を半締めにする必要はありません。瓶の中から、もう空気は出てきませんからね。蓋も内圧で膨張する事もありません。
この状態で手袋を嵌め、トングで熱湯の中で蓋を閉めていきます。この時余計な空気が入らない様にしてください。
この熱湯の中でトングで蓋を閉める作業が意外と難しいので慎重に焦らずにやりましょう。
トングで蓋を閉めれるまで閉めたら、瓶を取り出してしっかりと本閉めします。
蓋を回すというよりは蓋は押さえて下の手の瓶を回すという意識で回すとよく閉まります。
そしたらまた熱湯に戻して5分煮ます。蓋部分が熱湯から出ないようにします。
上記で書いている瓶の中の空気を抜いたりする工程は、瓶を縦置きでしっかり浸かる鍋を使用する場合は必要ありません。沸騰して30分放置で大丈夫です。
今回は一般家庭でもできるように、わざと横向きで置いています。横向きだとしっかりと脱気できたかも目視で確認できますしね。
蓋をして5分煮沸したら、取り出して逆さまに置きます。
↑空気溜まりは少ししかありませんが・・・
↑3時間経過して冷めた物は、空気溜まりがあります。え?なんで?失敗?
いえ、大丈夫です。安心してください。これが普通です。水は沸騰すると熱膨張により、体積が増えます。取り出し直後の100度から20度くらいまで下がると、約4%減量します。この部分は真空です。水が収縮減量した事により、タケノコの真ん中の穴から絞り出されたわずかな気泡等が水の減圧により引き延ばされた真空の空間です。
これで完成です!タケノコは高温処理で色が抜けていますが、食感や風味はそのままです。これで暗所保管で1年以上持ちますので正月も楽しめますね!
蓋を開ける時は真空状態で、よっぽどの怪力じゃないと開けれません。蓋を再利用する事を考えずに、迷わず蓋の中心にキリなどで穴を開けましょう。蓋の再利用は失敗の原因です。蓋は消耗品と割り切って下さい。
他の方のブログでの代表的な失敗例を挙げると
瓶は煮沸するのに菜箸やトングを煮沸しない。
蓋を閉める時に空気が入る。
蓋の再利用。※これが最大の理由です。真空状態の瓶の内圧の低さは相当です。パッキンが傷んでいたり、蓋が歪んだりしていると内圧の低下により外部の空気を取り込んでしまいます。
滅菌されていないタオルや布巾を使用している。
煮沸時間が足りなく、瓶の中心まで滅菌できていない。等が原因だと思います。
ネマガリタケの下処理について
北海道、東北地方ではタケノコといえば、このネマガリタケ(チシマザサ)の事をいいます。
今回は、ネマガリタケを収穫した後の下処理について記事にしようと思います。
収穫したネマガリタケは出来るだけその日の内に下処理を済ませる様にして下さい。日が経つと水分がどんどん抜けて萎れていきます。もしも大量に収穫しすぎてその日に下処理できない場合は水分が抜けない様に、濡れた新聞紙で包むか、要らないタオルを濡らして包むなどして乾燥を防いだ上で、ビニール袋などに入れてキッチリ縛って下さい。1日なら常温でも大丈夫です。
経験上、下処理にかかる時間は、1人で10キロあたり2時間以上かかります・・・
それでは本題へ。まずは収穫したタケノコのゴミや泥を水で洗って下さい。特に根本の小口は泥などが付着していて、皮むきの時に切り口に泥が入ったりするので綺麗に洗い流して下さい。切り落としても構いません。
洗い終わったら良く切れる包丁、又はカッターで下から上へ写真の様に皮を少し切り取ります。身が見える程度です。
このままコンロや炭火で焼いても美味しいです。焼く場合は、皮に切り込みを入れないと焼けた時に熱くて皮が剥けません。
この切り口から手で皮を剥きます。親指の爪を上手く使うと剥きやすいです。
剥き終わったら1番下の節を切り落とします。節も食べれますが、1番下の節は硬くて、ほとんど食べれないので、迷わず切り落として下さい。節の真上から切るのがポイントです。
次は茹で方について。
皮を剥き下の節を切り落としたタケノコを鍋に並べて、水を入れ火にかけます。約10リットルの鍋に対して米糠一握り(無ければ米の研ぎ汁)と、鷹の爪2本を入れます。米糠はティーパックなどに入れて、米糠が漏れない様にして下さい。米糠をそのまま一緒に煮てしまうと、節の穴に米糠が入り込み、後で瓶詰めにする時などに節の穴から出てきたりと良い物ができません。
米糠を入れないとアクが抜けづらくエグミが強くなります。鷹の爪は辛くはなりません。スッキリとシャープな味になります。
どちらも入れないパターンも試してみましたりしましたが、両方をこの分量入れるのが最善でした。
火にかけて沸騰してから10分中火で茹でます。
茹であがりの熱々をマヨネーズで食べるのも美味しいです。
茹で上がったら冷水に晒してしっかりと冷まします。冷まさずに茹で汁に浸けたまま自然に冷ますと色が抜けます。(瓶詰め保存したタケノコは高温で処理するので色が抜けています。)
次は節切りについて。せっかく収穫したタケノコをそのまま1本全部食べたい!という気持ちはわかりますが、残念ですが節の硬い部分は食べれません。
一本の姿で食べれる食感の良い部分は、上から7〜8センチくらいです。食べれない事はありませんが、それより下の部分の節は硬くて筋張ってます。
切り落とすポイントですが、節の真上はスッと包丁が入りますが、節の下は包丁がスッと入る所から切ります。包丁で探りながら位置を下げていって下さい。丁度節の部分が食べれません。
上の写真の、上に切り分けた部分が捨てる所で、下の写真が食べれる部分になります。
これで下処理と節切りは完了です。保存は冷水に浸けて冷蔵庫で保管して下さい。毎日必ず水を取り替えて、保存期間は3日くらいが目安です。